SP3の適用に失敗したXPマシンを診る
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知人から、PCの様子がおかしいとの相談を受けた。 WindowsXPだが、IE7にアップデートしたらおかしくなったとの事。 PCショップへの相談を提案したが、「相談はしてみたが、なんとなく信じられない」ということで、ためしに預かってみることにした。 |
機種は、NEC LaVie M LM500/7D という、5年ほど前のマシン。メモリ256MBというのが泣けてくる。
マニュアルもあったので、これも確認しながらやってみる。
当初の状態
(1)Windowsは起動するが、OS起動時にエラーが報告される。
ex.「・・・・kbd106.dllは正しいWindowsイメージではありません。」
(2)OSの起動が進むと、ctfmon.exeからも類似したメッセージが繰り返し発生。
うるさいので、ひとまずこちらの方法で停止。
(3)Webブラウザ(IE7,Firefox)でインターネットに接続しようとすると、ホストに接続できないとのエラー。
(4)メーラを起動してもサーバに接続できない。
(5)nslookupコマンドによる名前解決は成功⇒ネットワークは生きている。
(6)NortonInternetSecurityを無効化しても症状改善せず。
(7)NortonInternetSecurityのオプション設定を確認しようとすると「・・・・jscript.dllは正しいWindowsイメージではありません。」
(8)Windowsのシステム復元ツールで復旧を試みたところ、類似したエラーメッセージ(・・・・は正しいWindowsイメージではありません系)が表示され、起動不可。
この時点で、オーナとも連絡を取り、初期化することになるかもしれないことを伝える。
バックアップ
(1)初期化用DVD作成
試行錯誤過程で、マシンが起動しなくなってからでは大変なので、先ずは、プレインストール状態に戻すためのDVD2枚及びソフトウエアDVD1枚を作成。
(2)データバックアップ
・regedit.exeで、レジストリ全体のバックアップを取得
・Document and Settings配下をDVDにバックアップ
・その他、必要と思われるデータをバックアップ
対処
(1)SFCコマンド
初期化の前に改めて、対処についてgoogleで調査。「SFCコマンド」に関する記述を発見。
SFC /SCANNOW
を実行し、システムを再起動
⇒OS起動時やアプリ起動時のエラーメッセージが出なくなった。やった!
「システム復元ツール」が起動できるようになった。
但し、ブラウザ(IE7,Firefox)からのインターネット接続は依然できない。
(2)システム復元ツールによる復元
・システム復元ツールで調べたところ、2月1日が最も古い復元ポイントで、この日に多数のFIXが適用されていることが判明。
・2月1日への復元を実行
⇒復元は成功。ブラウザやメーラによるインターネット接続も回復した。
(3)Windows Update実行⇒失敗
・Windowsの最新化を図るため、Windows Updateを実行。
⇒1つ目の更新は成功、2つ目の更新「WindowsXP SP3」の適用で失敗。
ntldrがコピーできないというエラー。
「再実行」が選べたので、実行したけどダメ。
アップデートを中断しようとすると、「起動しなくなるかもしれない」との警告。
そのまま継続できる様子なので、継続しようとしても、「起動しなくなるかもしれない」と警告。
ひどすぎる。ユーザをこんな窮地に立たせるなんて。
仕方なく、起動できなくなることを覚悟して、アップデートをそのまま継続。最後に、SP3の適用が不完全に終わった旨のメッセージが出た。
※googleで調べると、Nortonが有効な状態であったことが原因らしい。(Nortonを生かしたままSP3当てるなんて非常識だ!って言い回しで書かれてる。そんな警告は、無かった気がするが。)
・マシンを再起動したところ、何とかエラーメッセージ無しに起動した。もちろんブラウザも、メーラも使える!
持ち越し
Nortonを停止して、再度SP3の適用を試みるべきところだが、PCのオーナへの返却期限となったので、ひとまず、WindowsUpdateを無効化。一旦、オーナに返して、後日SP3の適用を行うことにする。
SP3の適用再挑戦
「システムの復元」機能を使って、再度2月1日の状態に戻し、今度はNortonを停止して、SP3の適用をWindowsUpdateで再実行。
ところがやはりntldrをコピーできないと言う。困った。
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さらに粘って試行錯誤の末、ようやく解決した。
対応方法は以下のとおり。
「ntldrをコピーできません」といわれた時に、Cドライブ直下のntldrを改名(ntldr⇒ntldr.1)して、再試行したら、素直に進んだ。
上書きは出来ないけど改名はOKということらしい。
メッセージでは、コピー元に問題があるかのような内容が表示されたが、原因は、コピー先にあったという結果だ。
後処理作業
・「システムの復元」の際に生成された、c:\Windows\system32配下の多数のバックアップファイル「xxxxxx(2).dll」を削除。
・ディスクのクリーンアップで、不要なファイルを削除
・c:\Windows直下のWindowsUpdateの古いバックアップファイルを削除
・停止していたWindowsUpdateを有効化
・オーナから高すぎる謝礼をいただいたので、Amazonで購入した512MのSO-DIM×2に換装し、メモリを従来の4倍の1GBに拡張。
以上で概ね快適なPC環境になった。


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